【顧問契約・債権回収】売掛金の未払が発生した後、直ちに弁護士を通じて売掛金の請求を行ったため、早期に売掛金の分割支払の示談が成立した事例
【相談前】
- 顧問先会社様からは、「売掛金の支払期限(相手方の会社から費用が支払われる予定の期限)が迫っているが、相手方会社の社長から、『資金繰りがつかないので、費用が支払えない。しばらく支払を待ってほしい。』との連絡があり、何度話をしても、全く支払いを行う態度がうかがえない。このままであれば、おそらくスムーズに支払いがなされることはないだろうから、債権回収をお願いしたい。」との相談がありました。
【相談後】
- 相談後、直ちに、相手方会社に対して、「売掛金の支払が確認できなかった場合には直ちに訴訟を提起し債権回収を進める。」という内容の内容証明郵便を送付しました。
- その後、相手方会社から、支払いをしないといった反論がありましたが、約1か月半程で、相手方会社が全額の支払いに応じる(分割払い)ことで合意しました。
【古屋文和弁護士からのコメント】
- この事例は、どのような業種でも起きることがある「債権回収」の事件です。
- 本件は、債権回収ができなくなるかもしれないという状況において、早めにご相談いただけたために、未払いが生じる前に相手方会社に内容証明郵便を送り、実際に訴訟の準備を行うなどすることで、早期に解決することができました。
- この事例に限らず、実際に紛争が起きてからではなく、紛争が発生しそうな状況で早期にご相談をいただけると、対処方法が限定されず、柔軟な戦略が立てられることがあります。
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